雨漏りの最後の砦!?ルーフィングとは?
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根本総業 石岡/小美玉店です
今日はルーフィングについてのお話です。
雨漏りの最後の砦の役割をしているのがルーフィングです。屋根材よりも重要といわれていて、防水性能については最も効果の高いものです。スレートや瓦が破損したからといってカバーや葺き替えをしても、ルーフィングに劣化や破損などがあると役割を果たせません。そもそもルーフィングとは何なのでしょうか?耐用年数やルーフィングのことをご説明します。
一般的な屋根材には、どうしても隙間が生じます。そのため、台風などの一定以上の強風雨を受けると、その隙間から浸水してしまいます。ルーフィングは、その浸入した水を外に流す機能を持っています。屋根材とルーフィングの両方があってこそ、お家を水から守ることができます。ルーフィングとは簡単に言うと「防水紙」です。屋根材の下に敷くので、目立たなく、周りから直接見えません。
ルーフィングの役割は非常に重要で、ルーフィングのおかげで内部への雨水の侵入が防げています。
防水性能が雨水を内部に入れることなく、お住まいを腐食させずに維持できます。けれど同時に、ルーフィングは雨漏りの一番の原因にもなってしまいます。ルーフィングが雨漏りの最後の砦のため、ルーフィングに劣化や破損などが生じてしまうと役割が果たせなくなってしまいます。
ルーフィングにもいくつか種類があり、高機能で高価格なものもあれば、そうでないものもあります。温度変化や伸縮性など、機能面が優れているほど高価になります。
その他にも固定方法に違いがあり、タッカーで留める場合は小さな穴があいてしまうので、雨水の侵入経路になってしまいますが、粘着式で固定するタイプのものもあり、ルーフィングをそのまま接着させるため雨水の侵入経路を作ることなく固定が可能となります。
フェルト状の原紙にアスファルトをしみこませて作られていて、一般住宅で使用頻度の高いルーフィングになります。「アスファルトルーフィング940」という商品が推奨されています。アスファルトルーフィングは、アスファルトで防水をするので止水性が高い点と、初期費用が安価であるという点がメリットですが、湿気が透過しないので屋根内部で結露が起こりやすく、こまめなメンテナンスが必要になります。
鉄筋コンクリート造の住宅や、平面が多い陸屋根などの住宅に使われることが多いアスファルトルーフィングですが、実はアスファルトルーフィングには大きく分けて2種類存在します。そのうちのひとつが「アスファルトルーフィング」という名前で販売されています。このアスファルトルーフィングですが、破れやすく耐用年数が10年程度と言われています。板状になっている段ボールのような紙に、アスファルトを染み込ませて使う防水材のことです。一般住宅に広く普及していて手に入りやすく、止水性も高い上に初期費用が安いことが最大のメリットです。しかし耐久年数を考えると10年毎のメンテナンスは必須となってしまい、耐久性が落ち始めたアスファルトルーフィングは破れやすく、結露を起こしやすい点がデメリットです。長期的な目線で見ると、その他のルーフィングシートよりもメンテナンスによる張替えでトータルの費用が高くなる傾向にあります。
こちらがもう一つのアスファルトルーフィングで、改良アスファルトルーフィングは、アスファルトルーフィングと同じ原料で作られていますが、アスファルトを染み込ませる板紙を合成繊維不織布などに変えて、より質を向上させた耐久性の高いものを言います。物によっては表面部分に合成繊維不織布を使用しているものや、そのまま貼り付けることができる物まで多種多様でです。
改良アスファルトルーフィングのメリットは、アスファルトルーフィングの止水性の高さを維持したまま、耐用年数が20年程度あるため、メンテナンスを考慮するとアスファルトルーフィングよりも性能が高くなります。しかし結露などを生じやすく、雨漏りが起きていなくても建物内部にダメージを与えてしまうデメリットもあります。耐久性が向上する分、費用が高くなってしまいすが、今後を見据えた場合に耐久性の高い屋根材と併用することで、リフォーム費やメンテナンス費を大幅に削減できます。
防水性と透湿性が高く、耐用年数が約50年と非常に長いルーフィングシートです。一般的に木材は20%以上水分を含むと腐りやすくなると言われていますが、住宅の上部に流れてくる湿気を含んだ暖かな空気を速やかに排出してくれるため、結露を抑えてくれます。耐久性が高くて長持ちするためメンテナンス費の削減になりますが、通気層を設ける工事が併用して必要なため、施工にコストと時間がかかってしまいます。
今では外気の影響を受けにくい高断熱・高気密な住宅が多くなってきました。高断熱・高気密な住宅は、暖房や冷房の費用を抑えることもできて通年を過ごしやすい点が特徴です。しかし、その性能の高さから湿気が外に逃げにくくなってしまって、屋根部分に留まってしまい内部結露につながるというケースが多く発生していました。こうした結露の問題を回避するために使われ始めたのが、透湿防水ルーフィングです。文字の通り内側にこもってしまった湿気を外に逃して、結露を防ぐことができます。湿気となり、外部に排出される蒸気は水よりも小さな分子になって透湿防止シートを通り抜けることができます。蒸気を通してしまうなら雨も通してしまうのでは?と不安に感じる方もいらっしゃいますが、透湿防止ルーフィングは蒸気よりも大きな分子になる水は通さない造りになっているため、外からの雨水の侵入を防ぐことができます。
合成ゴムや塩化ビニルなどの合成繊維を元にしたアスファルト以外のルーフィングシートのことです。アスファルトルーフィングと改質アスファルトルーフィングと比較して透湿性・防水性能・伸縮性・値段が安価などがメリットと言えます。アスファルトルーフィングはアスファルト部分に重さが出てしまいますが、合成高分子系ルーフィングはアスファルトを使用していないため軽量の特徴があります。比較的安価で伸縮性があり破れにくいという特徴です。
しかし紫外線の影響で劣化がしやすく、下地の状態によっては使用できない場合があります。耐用年数は15年とルーフィングにしては短めで、紫外線による劣化がしやすいデメリットがあるため、比較的短期間でのメンテナンスが必要になります。
貼り付け面のみが粘着シートになっているルーフィングシートのことです。粘着層付きルーフィングは、その名前の通り屋根下地に張り付ける側の部分が粘着になっているものです。片面テープのようなイメージです。通常のルーフィングシートは「タッカー」と呼ばれる道具で貼り付けますが、粘着層付きルーフィングはそのまま下地に貼り付けることができます。密着性と防水性が高いので、雨漏りがしにくいことがメリットです。
しかし、粘着面が屋根からの湿気を逃がしにくなってしまい、結露のデメリットもあります。そして粘着層付きルーフィングは耐用年数が30年と長い分、初期費用が高価になる傾向があります。長期的なメンテナンス費用を抑えながらも雨漏りのリスクを減らしたい、という方に向いています。
不織布はマスクで使用されていますが、実はルーフィングにも不織布が使われることがあります。不織布ルーフィングは、不織布と改良アスファルトを組み合わせたものです。不織布を組み合わせることで耐久性を向上させ、雨漏りのリスクやメンテナンスの手間を抑えることができます。柔軟性があるため下地の形に対応できる・耐久性が高く破れにくい、などがメリットです。
近年注目を集めているルーフィングのひとつで、取り入れている住宅も増えてきました。費用は不織布を組み合わせる手間が発生してしまうため、改良アスファルトルーフィングよりも高価になり、不織布のグレードに応じて金額と耐久年数が高くなります。不織布ルーフィングは30年が一般的な耐久年数ですが、グレードの高い不織布を使用することで耐久年数を上げることも可能です。
ルーフィングとは防水のために屋根材の下に敷かれるシートのことです。
主な種類はこちらになります。
⇩
・アスファルトルーフィング |
・改質アスファルトルーフィング |
・透湿防水ルーフィング |
・高分子系ルーフィング |
・粘着層付きルーフィング |
・不織布ルーフィング |
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