錆止め塗料について
2025.10.04 (Sat) 更新
こんにちは
住宅の資産価値を孫の代までずっと守るための専門店
屋根工事・外壁塗装の根本総業神栖鹿嶋店 です
本日は錆止め塗料についてお話していきます!
錆止め塗料《建物の鉄部を守る大切な下塗り材》
外壁や屋根の塗装工事を考えたときに、『錆止め塗料』という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。 普段はあまり目立ちませんが、鉄部の塗装において錆止め塗料はとても重要な役割を持っています。錆止め塗料の基礎知識から種類、施工の流れまで詳しくご紹介します。
◆錆止め塗料とは?
錆止め塗料とは、その名の通り『鉄部が錆びるのを防ぐための塗料』です。 鉄や鋼材は空気中の酸素や水分に触れることで酸化し、赤茶色の錆が発生します。錆は一度出ると広がりやすく、放置すると穴あきや強度低下につながるため、建物の寿命を大きく縮めてしまいます。 そこで用いられるのが錆止め塗料。鉄部と空気・水分の間に防錆のバリアをつくり、錆の発生や進行を防ぎます。また、仕上げの上塗り塗料をしっかりと密着させる効果もあり、建物を長持ちさせるために欠かせない存在です。
◆錆止め塗料の役割
錆止め塗料には大きく3つの役割があります。
1. 防錆効果 鉄部が酸素や水分と触れるのを防ぎ、錆の発生を抑える。
2. 上塗り塗料の密着性向上 直接上塗りをしても剥がれやすい鉄部に、しっかりと塗料を密着させる。
3. 耐久性の向上 錆を防ぐことで鉄部が腐食せず、建物全体の寿命を延ばす。
つまり、錆止め塗料は《見えないけれども建物の安全を支えている縁の下の力持ち》なのです。
◆錆止め塗料の種類
錆止め塗料にはいくつかの種類があります。用途や環境によって使い分けられます。
✅エポキシ系錆止め塗料
最も一般的に使われるタイプで、耐久性と防錆力に優れています。住宅の鉄部や工場、倉庫など幅広い現場で採用されています。
✅変性エポキシ・ウレタン系
エポキシに改良を加え、さらに密着力や耐候性を高めたタイプ。より過酷な環境に適しています。
✅鉛系・クロム系(旧来型)
昔は強力な防錆力を持つとして使われていましたが、環境や人体への影響が大きいため、現在はほとんど使用されていません。
◆錆止め塗料が使われる場所
身近な建物の中にも、錆止め塗料が活躍している場所はたくさんあります。
✅ベランダやバルコニーの手すり
✅外階段や鉄骨階段
✅トタン屋根
✅雨戸・シャッター
✅フェンスや門扉
これらは常に雨風や湿気にさらされるため、錆が発生しやすい部位です。しっかり錆止め塗料を塗布しておくことで、見た目の美しさだけでなく安全性も確保できます。
◆錆止め塗料を使った塗装の流れ
実際に鉄部を塗装するときは、以下のような工程で進められます。
1. ケレン作業(下地処理)
サンドペーパーや電動工具を使って、錆や古い塗膜を削り落とします。錆止め塗料の効果を発揮させるための大切な下準備です。
2. 錆止め塗料の塗布
均一に塗布し、鉄部と外気を隔てる防錆層を作ります。
3. 中塗り・上塗り
最後に仕上げの塗料を重ねることで、美観と耐久性を両立させます。
このように、錆止め塗料は《見えない部分》でありながら、塗装工事全体の品質を大きく左右する重要な存在なのです。
◆まとめ
錆止め塗料は、鉄部を錆から守り、建物の寿命を延ばすために欠かせない下塗り材です。しっかりと下地処理を行い、適切な錆止め塗料を使用することで、建物は長持ちし、美観も維持できます。 「最近ベランダの手すりに錆が出てきた」「雨戸やシャッターの塗装が剥がれてきた」など気になる症状がある方は、早めのメンテナンスをおすすめします。放置すればするほど錆は進行し、補修費用も高くなってしまいます。 大切なお住まいを守るためにも、錆止め塗料の役割を理解し、定期的な点検・塗装工事を心がけていきましょう✨
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